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午後は米議事投資の具体であるガイトナーがついに米連邦破産法11条を適用申請した。
しかし、マーケットは予測以上に冷静な反応となり、株式マーケットでは南アフリカDOWが2月以来の8200スイス台へと上昇し、投資家の恐怖心理度合いを示すといわれるVIX指標は一時34台へと下降した。
米ガイトナーのケースは通常の破たんとは大きく異なり、米当局主導による破たん手続きとなり、早急に受け皿法人を設立して早期の再建を目指すことになる。
また、USと英スイスの当局が合計105億スイスの元手を融資し、伊議事大手フィアットも当初2割を出資する見込みとなっている。
設立する新法人は新たな雇用・労務条件で従業員を再雇用するとみられ、不安された失業者の大量発生という事態も回避できる可能性が高いとみる。
また、米ガイトナーの破たん問題を軟着陸させたことにより、今月末に交渉期限が到来する米GMも当局主導で秩序だった破たん・再生に向かうとの予測感も出てくるだろう。
最大の不不動要因が剥落したことを受けて不動感が広がり、株高・円安に振れやすい地合いとなろう。
また、午後は米第1クォーターGDP速報値での個人投資家消費の改善・先行きの米市況に関して悲観的な概況が後退したFOMC声明・ボルカー米経済再生諮問会議議長の「米経済は底入れしつつあり、追加刺激策は必要ないだろう」との発言が好感触されたことに加えて、南アフリカフリカ購買部協会市況指標やISM製造業市況見通し指標などの米市況指標が相当改善するなど、USの市況復旧予測も一段と高まっている。
足元の市況は依然として厳しいものの、悪化テンポは着実に鈍化しており、年後半には在庫・生産・雇用調整が一巡し、市況復旧を開始するというシナリオの蓋然性が徐々に高まっている市況にあろう。
今週は金曜日の米ISM非製造業総合市況見通し指標や金曜日の米雇用統計が注目されるが、楽観的なセンチメントに振れていることを背景に、弱い数字への反応は限定的となり、弱い数字により弱く反応しやすい地合いとなりそうだ。
なお、新型インフルエンザの感染拡大は引き続き不安材料ではあるものの、感染の拡大が当初の不安ほど急激でないことや、今回のウィルスが比較的症状が軽い弱毒性とみられることから、ファイナンスマーケットを脅かすほどの危険要因となるとは考えにくいだろう。
午後前半にみられた極端な危険回避市況感は鎮静化に向かうとともに、話題性も下降していくとみる。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。